編み物の本の紹介「かぎ針編みのマンダラ 30モチーフ」

Book

私が買った編み物の本の中で、一番お気に入りの一冊をご紹介したいと思います。


この本の特徴

「中心から編む円形モチーフ」という副題のとおり、全ての作品が中心から編み始める丸い円形のモチーフの本です。

編み始める前にというページで、素材を変えてみた時のモチーフの雰囲気の違い。
色を変更してみた時の雰囲気の違いを紹介しています。

これをみていると、一つの編み図でもさまざまな表情を見せてくれることがわかります。
また、この本には日本語の文章パターンと編み図のパターンの両方が掲載されています。
かぎ針編みの文章パターンの入門にもなる一冊です。

巻末にアメリカとイギリスで使用されている編み物の用語集も、少しですが掲載されています。
この本をきっかけに英文パターンのとっかかりにしてみても面白いかもしれません。

この本は、作品が「ベーシック」「クラシック」「フラワー」「スペシャル」と分かれています。
それぞれに特徴ある素敵な作品が掲載されていて、見どころがいっぱいの本です。

また、最後にこの本に掲載されているモチーフを使った小物の作品集も掲載されています。
モチーフを作って、飾るのも楽しいです。
小物にアレンジするアイデアももらえるので、いろいろな使い方のできる一冊だと思います。

「ベーシック」の項目から二点ご紹介

「グラニー・サークル」は古典的なグラニースクウェアを円形にアレンジしている作品です。
グラニー編みが好きな私は、この円形のグラニー・サークルを色を変えていくつも作りました。

いくつかは、円形の座布団にアレンジして編んでみました。
しばらくの間は、ソファの上がグラニー・サークルの座布団であふれていました。

「池の波紋(ペブル・イン・ザ・ポンド)」はごくシンプルな長編みで作る円形のモチーフです。
みてみていただきたいのは、その色使い。
シックなモノトーンにピンク色を合わせて大人の世界を演出しています。

ただ長編みを編んでいくだけの円形モチーフが、色使いを工夫するだけでこんなにも素敵なモチーフなるということを教えてくれるモチーフです。

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「クラシック」の項目から二点ご紹介

「星月夜」は星のような形をしたモチーフです。
色使いも白をベースに、ハッと目を引くような色が使用されいます。

紹介されている色もキレイなのですが、私は夜空のようにしたくて紺色を主体にして編んでみました。
いろいろな色使いでもキレイなモチーフに仕上がると思います。

「帆立貝」はその名前の通り、シェル模様をいっぱい編んでいくモチーフです。
シェル模様がいっぱい編めるこのモチーフは、楽しくてスイスイと編んでしまいました。

紹介されているモチーフは3色で編まれていますが、もっとカラフルにしても可愛いモチーフだと思います。

「フラワー」の項目から一点ご紹介

「言葉を花に託して」はビンテージを思わせる色使いの作品です。

私は、このモチーフの1〜4段目までを抜き出してモチーフとして使い、モチーフ編みのショールに仕立てたことがあります。

紹介されているモチーフを全部編み上げるだけではなく、一部を使って作品に仕上げて楽しむ方法が紹介されている一冊でもあります。

「スペシャル」の項目から一点ご紹介

「キャンディ・タイム」は小さなモチーフを繋げて完成させるモチーフです。
特別な技法も編み方もいらないこのモチーフは、空き時間に編んで繋げていくことのできる作品だと思います。

私は、カラフルにしたいと思って色や素材を考えて、考えがまとまりきらなくて政策がスタートしていません。

いつか、大作に仕上げてみたい作品ですね。

作品集のページ

本の後ろの方には、掲載れているマンダラモチーフを使用した作品集が載っています。

鍋敷き、バッグ、テーブルマット、スカーフ、ラグマット。
どれもカラフルで、魅力的な作品ばかり。

作るだけでなくて、眺めていても楽しい作品集です。

最後に

この本の発行は「2017年」と比較的古い本です。

しかし、この本に載っているモチーフや作品の魅力は、今になっても魅力的で新鮮味のある作品が多く載っている本だと思います。


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